中体連ロスに陥ったのは、母親の私だけでした。
県大会をかけた最後の試合相手は
今まで一度も勝ったことのないチームでした。
試合が始まる前から、応援席にもいつもとは違う緊張感。
「今日は勝って次に行く」
そんな思いを胸に、試合開始の笛が響きました。
コートに立つ選手たちは、今まで見たことがないほど必死な表情。
試合は最後まで僅差。
点が入るたびに歓声が上がり、取られるたびに息をのむ。
もちろん相手チームも必死。
あと一本
あと一点
本当にあと少し
…勝利には届きませんでした。
涙を流す子もいる中、
彼はまっすぐ前を向いていました。
やり切った
私にはそう伝わってきました。
私はというと、このメンバーでプレーする事や、息子の一生懸命な姿はもう見られないんだという、何とも言えないこの気持ち。
「この気持ちは何なんだろう。」
そう思って調べてみると、「中体連ロス」という言葉にたどり着きました。
納得!
本人よりも気持ちに区切りがついていないのは
母親の私の方でした。
そんな受験に向けて気持ちを切り替えたと思っていたはずの息子ですが
今日も彼はスマホゲームに夢中です。
新たに芽生えた不安と焦りのこの感情を
今度は何と呼べばいいでしょう。
ここから 今から 自分を大切にする50代へ。


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